実務で使えるリスキリングを生み出す方法
公開日:2024.09.19
リスキリングの成功には、教材を内製化し、社会や企業の変化に柔軟に対応することが重要です。本記事では、教材の内製化方法や内製化の過程で立ちはだかる課題とその解決方法について解説。教材を手軽に作成できるソフトウェアや代行サービスを活用し、効率的に質の高い教材を作成する方法をご紹介します。
教材の内製化とは
教材の内製化とは、研修用の教材を社内で作成することです。
リスキリング実践ガイド 第1回(*)で示したように、リスキリングの成功には、
実践的な教材、すなわちその企業の業務(改革)に直結した教材が必須となります。
* 理由4 : 汎用的な教材しかないから – リスキリング実践ガイド 第1回
企業の業務(改革)に直結した教材は、その業務(改革)に詳しい社員しか作ることができず、
教材の内製化はリスキリングの成功に欠かせません。
実際、教材の内製化は多くの企業でも取り入れられています。
(下図、社内で独自に設計・開発したコース)
出典:Capterra(2024年1月) – データから見るオンライン社内教育の最新トレンド
※図は上記の記事を元に作成
「社内で独自に設計・開発したコース」が2位に20ポイント近く差をつけて一位と、自前のプログラムを用いる傾向が顕著に見られた。自社の業務ニーズ、ビジネス戦略、企業文化になどに合わせて教育をカスタマイズすることができるためと考えられる。
すべての教材を内製化する必要はない
かといって、すべての教材を内製化するのは大変です。
一般的な知識に関する(下図、基礎)教材は、外部の教材を利活用できる場合があります。
以下の記事にて、活用できるおすすめの外部教材をご紹介しています。
教材の内製化を阻む4つの課題
教材の内製化は、実際に行う際にいくつかのハードル(課題)が立ちはだかります。
これらの課題をすべて解決するために開発されたのが、ロゴスウェアの教材作成ソフトです。
専門知識不要、だから“教材の内製化”が捗る
ロゴスウェアは、15年以上、教材作成ソフトを開発し続けてきました。
いずれも「専門知識不要 = だれでも、簡単、短時間」がコンセプトです。
ここから1つずつ、どのように内製化のハードル(課題)を解決していくかを見ていきましょう。
課題 1毎回同じ資料(パワポ)を説明するのが大変
専門知識不要でパワポがナレーション付きの動画に
最もよくある内製化教材の活用パターンは、
- 業務に詳しい社員がパワーポイントで資料を作成
- (業務に詳しい社員が)他の社員を集めて講義
するパターンです。
ですが、詳しい社員ほど業務も多忙です。
「毎回同じことを説明する時間がもったいない」というのが本音でしょう。
この課題を解決するのが、LOGOSWARE STORM(ストーム)です。
パワポを読み込むだけで、音声ナレーション付きの動画教材に変換できます。
STORMで出力した動画を社員に配布すれば、
講師は毎回講義を行う必要が無くなり、社員も各々空いている時間に学習を進められます。
主催者も毎回の集合時間の調整が不要になります。
これまでは集合研修という形で教育の提供を行ってきましたが、講師と受講者のスケジューリングが難しかったり、人数の制限があるといった課題がありました。
(中略)
STORM Xeが無ければ、これだけ早期にeラーニングを立ち上げることはできなかったと思います。
多忙で時間が取れない講師は撮影が困難なことが多く、コンテンツを増やすことに苦慮していました。
(中略)
数あるソフトの中でSTORMを導入した決め手は、操作性が良く初心者でも簡単にコンテンツ作成ができることです。
課題 2動画教材を作る専門スキルがない
動画編集スキル不要!録画するだけで簡単作成
動画教材には、録画が必要な場合も少なくありません。
ですが、一般的に、録画から動画教材にしようとすると、動画編集のスキルが求められ、ハードルが一層高くなります。
そこで、録画で動画教材を作成するソフト LOGOSWARE ViiiZ(ビーズ)は、動画編集で難しいとされるタイムライン編集を無くし、だれでも簡単に録画して動画教材を作れるようにしました。
ユーザーはいくつかの短い録画を撮り、並び替えるだけ。
失敗した録画があってもその録画を削除するだけです。
ViiiZが残した録画を最後につなぎ合わせて1本の動画を出力します。
課題 3常に最新版に維持するのが大変
編集が簡単だから、更新の工数を大幅に削減できる
動画教材を変更したい場合、通常は撮り直しが発生します。
撮り直しは、通常、教材作成時と同じくらい手間がかかる作業です。
そのため、教材が更新されず陳腐化してしまう、といった事態を招きかねません。
そこで、ロゴスウェアの教材作成ソフトは、変更部分だけを簡単に修正できるようにしました。
教材の更新が容易であることは、企業が変化に迅速に対応するために欠かせません。
▼STORM(パワーポイントから内製化する教材)の場合
パワーポイントの変更箇所を修正するだけでOKです。
後は修正したパワーポイントを差し替えるだけで、スライドの動画もナレーションも、STORMが更新します。
当時ナレーションは、社員が原稿を読み上げて録音を行い、準備していました。
ささいな変更に対して一から録画をせざるを得ず、修正事項に対して大幅な工数がかかっていました。
(中略)
STORMを導入した結果、少しの変更でナレーションを録音をしなくて良くなり、大幅に工数を削減することができました。
▼ViiiZ(録画から内製化する教材)の場合
変更部分のみ、撮りなおせばOKです。
ViiiZは、複数の録画を撮り、それらをViiiZが繋げて動画教材にします。
そのため、教材の更新も、内容が変わる部分の録画だけ削除し、その部分を撮り直すだけで済みます。
課題 4教材作成のリソースがない
制作代行サービスにすべておまかせ
教材を作成する人的リソースがない…。
そんなときは、教材の制作代行サービスが便利です。
ロゴスウェアの制作代行サービスは、自社開発のソフトウェアを使い、自社制作しているため、
高品質な教材を低価格でご提供できます。
お客さま側で必要なのは、教材の元となるパワーポイントだけです。
先ほど紹介した2つの教材いずれの制作にも対応しています。
- パワポから作る教材
- 録画して作る教材
▼パワポから作る教材(音声合成教材)の制作代行
音声のナレーション原稿も不要です!ロゴスウェアで制作いたします。
元のPowerPoint資料とテスト用の問題をお渡しした後は、作成についてすべてお任せする事ができました。
完成前にWEBでコンテンツ確認が出来、修正についても3回まで料金内対応を頂けた為、安心して頼む事ができました。
PC、タブレット、スマホで閲覧できる為、受講環境も柔軟な事が良かったです。
▼録画して作る教材(講義型教材)の制作代行
パワポのスライドごとに分割して収録するので、慣れていない人でも安心です。
おわりに
リスキリングの成功には、教材を内製化し、社会や企業の変化に柔軟に対応することが重要です。
STORM、ViiiZ、制作代行サービスを活用して、リスキリングの成功に向けた一歩を踏み出しましょう。
記事一覧
- 第 1 回リスキリングが成功しない5つの理由と、その解決方法とは?
- 第 2 回“最速”でリスキリング教材を準備する方法
- 第 3 回実務で使えるリスキリングを生み出す方法
- 第 4 回キャリアプランに沿った学びを提供する方法
- 第 5 回学びの意欲を引き出す方法
- 第 6 回人材育成の結果を人材配置に活かす方法(10月中旬公開予定)
- 第 7 回実践力を身に着ける研修(10月下旬公開予定)
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